唐芋(からいも)とは、意味

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唐芋(からいも)は、さとまいもの別名です。中南米原産とされるさつまいもは、その流通経路からさまざまな呼び名があります。

さつまいもは、中国を通じて琉球へ伝播します。その際の名前は「甘薯(かんしょ)」で、中国での名前がそのまま琉球でも使われました。その甘薯が薩摩へ渡った際に、中国から伝わった食べ物だったため、「唐芋」と呼ばれ、現在でも九州ではこの名で呼ばれることもあります。その後、薩摩を経由して日本中へ広がった際に、さつまから伝わったため「さつまいも」と呼ばれるようになり、この名が全国的に定着しました。

以下は、簡単なさつまいもの歴史です。

さつまいもはヒルガオ科に属する植物で学名はIpomoea batatasです。原産地は中南米で、特に現在のペルーおよびエクアドル周辺とされています。古代から栽培されており、1000年以上前には南米から太平洋諸島に広がり、さらにアジアにも伝播しました。

日本では、江戸時代になると飢饉対策として積極的に栽培が推進されました。さつまいもは、栄養価が高く、収量も多いため、飢饉時に重要な食糧源となりました。江戸時代を通じて、さつまいもは日本人の主要な食糧となり、現代でも広く食されています。江戸時代に広まった際には、栗(九里)に似た味であるものの少し及ばないことから、八里半(はちりはん)と呼ばれてもいました。

さつまいもには、様々な栄養素が豊富に含まれており、ビタミンCやビタミンA、食物繊維、カリウムなどが豊富です。また、消化吸収が良く、エネルギー源としても優れているため、健康食品としても評価が高いです。さつまいもは、焼き芋や蒸し芋、天ぷら、お菓子など、様々な料理で楽しむことができます。

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