阿剌吉酒 / 荒木酒(あらき)とは

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阿剌吉酒 / 荒木酒(あらき)とは、焼酎の江戸時代の名称です。焼酎は、タイ(シャム)を通じてもたらされた蒸留技術によって生まれたお酒で、イスラム圏で飲まれるアラックからその名称が取られたとされています。

琉球王朝は東南アジアと広く交易を行っており、その一環で伝わったのが蒸留酒の技術です。イスラム世界からタイへ蒸留機アランビクと蒸留酒の技術が沖縄へ伝わり、泡盛が生まれました。泡盛が今もタイ米を主な原料としているのはこのためです。

琉球から薩摩へ蒸留酒の技術が伝わった際、タイ米の確保が難しかったことからサツマイモで作る芋焼酎が生まれました。江戸時代には薩摩を通じて焼酎が全国へ広がり、阿剌吉・荒木酒・アラキと呼ばれることとなりました。またこの頃蒸留機は、アランビクの名から「蘭引(らんびき)」と呼ばれていました。

 

 

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