利久箸(利休箸 / りきゅうばし)とは

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利久箸(利休箸 / りきゅうばし)とは

利久箸とは、お茶の大家・千利休に由来する箸の名前で、両端が細くなっている両口箸のことを指します。利休でなく利久と書くケースが多いのですが、お店が休むことなく永久に続くようにと思いが込められています。吉野に住んでいた明治時代の箸職人・小間治三郎氏が命名しています。

利休箸は二本合わせると真ん中が太くなり、両端が細い箸です。この形式の割り箸は2本合わせると1対の形となることから、夫婦利久とも呼ばれています。

本来は杉で出来た箸を指していましたが、現在は杉に限らず両端が細い木製の箸のこと全般を指す用語となっています。赤杉で作られたものが、最上級の利久箸とされています。

一般的に懐石料理の時に提供されるお箸ですが、お祝い事の席でも利用されるハレの日用の箸となります。

利久箸の歴史

利久箸の元となる箸は、戦国時代に千利休によって生み出されました。利休が客人をもてなす際に、その日の朝から吉野から取り寄せた赤杉を小刀で削って箸を作りをしたと伝わっています。これは、杉の香りも楽しんでほしいという利休のおもてなしの心から生まれたと言われています。

利久箸の購入について

利久箸は楽天等の通販サイトでも簡単に購入できます。東京神田に本社を構える箸勝本店は、宮内庁御用達のお箸屋さんで、利久箸も購入することができます。

 

 

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