南京米とは

な行の単語

南京米とは、細長いインディカ米やタイ米の古い名称の1つ。明治期から戦前の間、日本は米不足に陥り、中国や東南アジアからインディカ米を輸入し、南京米や外米と呼んでいました。

食べ慣れていないインディカ米であったこと、また輸送の際の保存状態が良くなかったことから、質の悪いお米と認識されていました。夏目漱石作品の坑夫にも南京米の記載がみられますが、美味しくなかった記憶として描かれています。郷土史や郷土食の本の中でも南京米を食べた記述が良くみられます(多くの場合、良くない思い出として)。繰り返しになりますが、食べ慣れなかったこと、輸送時の保管状態が良くなかったことに起因します。

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