Mid-Day Squaresとは?
Mid-Day Squares (ミッドデイ・スクエアーズ)は、カナダ・モントリオール発の機能性チョコレートバーを提供するブランドです。2018年にレズリー・カールス(Lezlie Karls)、ニック・サルタレリ(Nick Saltarelli)、ジェイク・カールス(Jake Karls)の3名によって設立されました。
「おいしさと栄養価を両立させたチョコレートスナック」をコンセプトに、高タンパク・高食物繊維・低糖質・ヴィーガン・グルテンフリーのチョコレートバーを開発。従来のプロテインバーとスイーツの中間に位置する独自カテゴリーを確立し、北米で急成長を遂げています。
主要な製品ラインナップ
Mid-Day Squaresの製品は、100%オーガニックかつ植物由来で、ヘルシー志向の消費者をターゲットにしています。代表的なフレーバーには以下のようなものがあります。
- Fudge Yah!(クラシックなファッジ風チョコレート)
- Peanut Butta(ピーナッツバター味)
- Busta Peanut(ピーナッツ&チョコの組み合わせ)
- Almond Crunch(アーモンドベースでザクザク食感)
従来のプロテインバーと異なり、「本格的なチョコレートの満足感を維持しながら、健康的な栄養バランスを提供する」ことが特徴です。
Mid-Day Squaresが人気の理由
1. おいしさと健康の両立
従来のプロテインバーにありがちな人工的な味ではなく、「まるで生チョコのように濃厚でリッチな味わい」が支持されています。甘さ控えめで罪悪感なく食べられる点も魅力のひとつです。
2. ユニークなマーケティング戦略
Mid-Day Squaresの創業メンバー3人は、自らブランドの広告塔となり、「リアリティ番組のようなSNSコンテンツ」を展開。創業ストーリーや経営の裏側、資金調達の苦労まで包み隠さず発信することで、ファンとの強い結びつきを築いています。
3. SNSと口コミで急成長
- InstagramやTikTokでのバイラルマーケティングを活用。
- セレブリティの支持(キム・カーダシアンが自身のお気に入りスナックとして紹介)。
- 口コミによるブランド認知の拡大。
特に、Hershey社とのパッケージデザイン訴訟を逆手にとって話題化するなど、遊び心のある戦略で消費者の関心を引き続けています。
独自のマーケティング戦略
この投稿をInstagramで見る
Mid-Day Squaresは、単なるプロモーションではなく、「ブランドの物語を作り、それをエンターテイメント化する」ことに注力しています。
1. スタートアップのリアリティ番組化
創業メンバー3人は、企業の成功だけでなく、失敗や苦労まで赤裸々に公開。資金調達のトラブル、ビジネスのピンチ、時にはチーム内の衝突までをSNSで発信し、まるでリアリティ番組のようなブランド体験を提供しています。この「透明性」が消費者の共感を呼び、企業そのものがファンにとって身近な存在になっています。
2. 大手企業とのバトルを話題化
2021年、Hershey社からパッケージデザインの類似性を理由に訴訟を起こされた際、Mid-Day Squaresはこれを逆手に取り、「Chocolate Gone Crazy」というラップミュージックビデオを制作し、訴訟の話題を面白く拡散しました。結果、SNS上で大きな注目を集め、ブランドの認知度が急上昇しました。
3. セレブリティの支持を活用
キム・カーダシアンが「お気に入りのスナック」として紹介するなど、偶発的なセレブリティの支持を積極的に活用。こうしたメディア露出を最大限に活かし、話題を継続的に作り出しています。
今後の展望
Mid-Day Squaresは、現在北米を中心に9,000店舗以上で販売されており、年商3,000万ドル(約40億円)規模に成長しています。
今後は、 1.新フレーバーの展開、2.小売市場でのさらなる拡大、3.海外市場進出 を視野に入れ、より多くの消費者に「おいしくて健康的なチョコレート体験」を提供することを目指しています。
まとめ
Mid-Day Squares(ミッドデイ・スクエアーズ)は、
- 高タンパク・低糖質の機能性チョコレートバー
- リアリティ番組のようなブランド戦略で急成長
- SNSマーケティングを活用した口コミ拡大
- Hershey社との訴訟騒動を逆手にとった話題作り
- セレブリティの支持と話題性を活用
など、単なるスナックブランドではなく、「ストーリーのあるチョコレートブランド」として支持を集めています。
今後もユニークなマーケティングと製品開発で、チョコレート市場に新たな風を吹き込むことが期待されます!
コメント