96年組とは (ラーメン用語)

か行の単語

96年組とは

日本に定着したラーメンですが、昨今の盛り上がりを作ったきっかけとなったのが1996年に営業を開始した3店舗・青葉・麺屋武蔵・くじら軒とされています。その3店は敬意の意味を込め、96年組と呼ばれています。3店ともに現在に続くラーメンブームの一翼を担ったと共に、ラーメンに新しい価値を作り出しラーメン業界の進化を促しました。

3軒共にラーメン店での修業経験が少ない店主がオープンをしており、結果的に新しい価値観を生み出した側面もあります。それまでは少なかった煮干し等の魚介系和風食事で出汁をとったのもこの3軒の功績です。

中華そば青葉について

1996年、東京都中野区中野に芳賀良則氏が店舗を構えたのが、中華そば青葉です。魚介系(かつお節等)のスープと、動物系(鶏ガラや豚骨等)を合わせるダブルスープ(Wスープ)を使用しています。今や当たり前になりつつあるダブルスープは、多くのフォロワーを生み出し、青葉インスパイア系というフォロワーを生み出しました。2015年にはミシュラン・ビブグルマンを獲得し、今もラーメンの先端を走る一店です。

創業の地である中野本店だけでなく、23年2月現在で都内に11店舗、埼玉に4店舗、千葉に2店舗、神奈川1店舗、茨城1店舗の計19店舗を運営中です。

麺屋武蔵について

同じ96年創業の麺屋武蔵は、アパレル業界出身の山田雄氏が東京都青山にオープンしたラーメン店です。ラーメンの美味しだだけでなく、サービス面での革新をしたのも麺屋武蔵の特徴で、期間限定麺の発売、販売機の導入、BGMにジャス等新しい提供方法をもたらしました。

麺屋武蔵は門外不出作戦として、東京外に店舗を作らないことでも知られています。23年2月現在、新宿の本店をはじめ都内に14店舗を運営中です。店舗ごとに異なる味を提供するのも特徴となります。

くじら軒について

同じく1996年に脱サラをした田村満儀氏が、神奈川県横浜市のセンター北駅にオープンしたのが くじら軒となります。横浜淡麗系と呼ばれる、魚介系と動物系を合わせたクリアなスープが売りの1つです。

かつては都内そして神奈川県内に複数店舗を構えておりましたが、23年2月現在は本店のみの営業となります(独立されたお弟子さんのお店は存在)。

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